株式会社理研バイオ
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RIKEN BIO Co. Ltd. (English Homepage)

私たちの使命

  1. アルツハイマー病の発症前診断と予防的治療を確立し、高齢者と家族の尊厳を守ります。若年性アルツハイマー病も予防します。
  2. 日本の、そして、世界の社会保障制度を守ります。国民を増税から守ります。

​日経サイエンス(2020年9月25日発行)に寄稿しました。


​連絡先:saidotc@wb4.so-net.ne.jp

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事業内容
  1. 次世代型アルツハイマー病マウスモデルのライセンス契約と販売:1995年以降に開発された第1世代アルツハイマー病マウスモデル(後述)は、APPを超過上発現するトランスジェニック(Tg)であるために、本来の病理とは異なる様々の人工的表現型を示してきました。発症メカニズムの解明や行動薬理試験のツールとしては不適切でした。我々は、この問題を解決するために、「アルツハイマー病研究を変える「次世代型アルツハイマー病モデル動物」」を開発しました(Nat Neurosci, 2014)。現在、世界中のトップサイエンティストが使用しており、すでにワールドスタンダードとなりつつあります。本業務では、製薬企業へのライセンス契約、および、非営利団体への販売を行います。これまで、非営利団体へは(MTA: Material Transfer Agreement)を交わして無償供与してきました。これは、今後も続きます。このMTAでは、[1] 使用目的を明確化しその目的以外には用いないこと、[2] 研究結果を我々に報告すること、[3] 学会発表や論文発表において我々を共著者とすること、[4] 研究の結果、知的所有権が発生した場合は、特許の共同出願を行うこと、[5] いかなる状況においても(共同研究を含む)実験動物を第3者に供与しないこと、等が定められています。有償供与の場合は、上記の[1]~[4]が免除されます。マウスの病理や行動などあらゆる点について、私たちは莫大な情報を蓄積してきました。当然ですが、世界中の誰にも負けません。詳細な実験プロトコルを提供することも出来ます。きめ細かなアフターサービスが出来ることが出来るのは私たちだけである点を強調させていただきたいと思います。詳しくは、代表(saidotc@wb4.so-net.ne.jp)までお問い合わせください。
  2. アルツハイマー病予防薬・抗疼痛薬の開発:我々は、神経ペプチドソマトスタチンが神経細胞のネプリライシンを活性化することを世界で初めて見いだしました(Nat Med, 2005)。ソマトスタチン受容体はGPCRであるため格好の低分子創薬標的であるが、5種類のサブタイプが存在し、どれが標的であるのかについてはまだ同定されていません。そこで、受容体サブタイプ欠損マウスを導入したところ、恐らく誰も予想しなかったであろうと思われる結果を得ました。弊社はこれを完全同定し、受容体サブタイプ特異的作動薬を探索合成することによって、世界初の経口予防薬とします。また、ソマトスタチンは抗疼痛作用があることから、抗疼痛薬としても使用されることが期待されます。さらに、医食同源の言葉通り、食品やサプリメントによってアルツハイマー病のリスクを減少させることができると考えられます。この戦略は医薬品ほど儲かりません。しかし、人類に貢献します。業務提携を通じて医食同源による予防法の開発にも努めたいと思います。
  3. アルツハイマー病発症前診断薬の開発:我々は、国内特許・北米特許・欧州特許を有する次世代型アルツハイマー病モデルマウス(Nat Neurosci, 2014)を用いて、アルツハイマー病発症前診断のための血液バイオマーカーを検索しており、すでに有力な候補を見いだしました。ベンチャーはバイオマーカー候補を完全同定し、ELISA等の免疫化学的方法による定量法を確立します。現在まで血液バイオマーカーは特定されておらず、有力な発症前診断法はアミロイドPETであるが、特殊な装置を要し、放射性物質を用いる上に、高価(約30万円)で、一日数名しか検査することができません。血液検査ははるかに簡便で、安価であるので、定期健康診断に組み入れることができます。なお、血中アミロイド(Ab)を診断法の対象として定量法を開発しているグループ(島津製作所田中耕一氏ら)は注目に値すると思います。
  4. アルツハイマー病研究開発(アルツハイマー病モデルマウスの使用法を含む)に関するコンサルティング:私たちは、世界のアルツハイマー病研究の先端を把握し、独自の将来展望を有します。さらに、次世代型アルツハイマー病マウスモデルは、独自に開発したものであり、長年の経験があります。また、解析技術も世界のトップレベルにあります。さらに、世界中に独自のネットワークを有します。製薬企業のみならず、投資家等に対してもコンサルティングを行い、業務提携の拡大を図るとともに、将来の増資に備えます。

​10 of the major publications since 2000

Iwata, N., Tsubuki, S., Takaki, Y., Watanabe, K., Sekiguchi, M., Hosoki, E., Kawashima-Morishima, M., Lee, H.-.J., Hama, E., Sekine-Aizawa, Y., Saido, T.C. (2000). Identification of the major Aβ1-42-degrading catabolic pathway in brain parenchyma: Suppression leads to biochemical and pathological deposition. Nature Med., 6, 143-151.

Iwata, N., Tsubuki, S., Takaki, Y., Shirotani, K., Lu, B., Gerard, N.P., Gerard, C., Hama, E., Lee, H.-J., Saido, T.C. (2001). Metabolic regulation of brain Aβ by neprilysin. Science, 292, 1550-1552.

Saito, T., Takaki, Y., Iwata, N., Trojanowski, J., Saido T.C. (2003). Perspectives: Alzheimer’s disease, neuropeptides, neuropeptidase, and amyloid-β peptide metabolism. Science (SAGE-KE), http:// sageke.sciencemag.org/cgi/content/full/sageke; 2003/3/pe1. [2003(3) : PE1].

Tsubuki, S., Takaki, Y., Saido, T.C. (2003). Dutch, Flemish, Italian, and Arctic mutations of APP and resistance of Aβ to physiologically relevant proteolytic degradation. Lancet, 361, 1957-1958.

Iwata, N., Mizukami, H., Shirotani, K., Takaki, Y., Muramatsu, S., Gerard, N., Gerard, C., Ozawa, K., Saido, T.C. (2004). Presynaptic localization of neprilysin contributes to efficient clearance of amyloid β peptide in mouse brain. J. Neurosci., 24, 991-998.

Saito, T., Iwata, N., Tsubuki, S., Takaki, Y., Takano, J., Huang, S.-H., Suemoto, T., Higuchi, M., Saido, T.C. (2005). Somatostatin regulates brain amyloid b peptide, Aβ42, through modulation of proteolytic degradation. Nature Med., 11, 434-439.

Higuchi, M., Iwata, N., Matsuba, Y., Sato, K., Sasamoto, K., Saido T.C. (2005). 19F- and 1H-MRI detection of amyloid-β peptide in vivo. Nature Neurosci., 8, 527-533.

Saito, T., Suemoto, T., Brouwers, N., Sleegers, K., Funamoto, S., Mihira, M., Matsuba, Y., Yamada, K., Nilsson, P., Takano, J., Nishimura, M., Iwata, N., Van Broeckhoven, C., Ihara, Y., Saido, T.C. (2011) Potent amyloidogenicity and pathogenicity of Aβ43. Nature Neurosci.,14, 1023-1032.

Nilsson, P., Loganathan, K., Sekiguchi, M., Matsuba, Y., Hui, K., Tsubuki, S., Tanaka, M., Iwata, N., Saito, T., Saido, T.C. (2013) Aβ secretion and plaque formation depend on autophagy. Cell Reports, 5(19), 61-69, doi: 10.1016/j.celrep.2013.08.042.


Saito, T., Matsuba, Y., Mihira, N., Takano, J., Nilsson, P., Itohara, S., Iwata, N., Saido, T.C. (2014) Single App knock-in mouse models of Alzheimer’s disease. Nat. Neurosci., 17, 661-663.


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